~オレンジ~

1.君のいる世界で笑ったこと、そして恨んだこと。

君の声温もりと、態度、そして愛のすべてが...

いつか二人幸せだってくしゃくしゃな笑顔で手を繋ぎながら話したね

でもね、愛しきれないんだ、それにつられて泣く私も弱いんだけど...

二人に明日がないこと、ずっと隠してしまおうか。

残していく君に届く一つを今も探している。

元気でいますか?笑顔は絶やしていませんか?私以外の人を深く愛していますか?

来るはずのない日を願ったことは鍵を掛けて仕舞ってしまおうか。

覚えていますか?初めて会ったことや、嘘も、甘えも、弱さも流していくんだ。

でもね、愛していました。ずっと最後まで。この日まで。

それでも、終わりにするのはきっと私なんだろうなァ

君の幸せな未来を願っています。

それから、君のすべてに。

さようなら。


~誰かの心臓になれたなら~

「こんな世界」と嘆く誰かの生きる理由になれるでしょうか.......??

これは、僕が今君に贈る、最初で最後の愛の言葉。

僕の目には全てが化け物に見えるようになったんだ

生れた意味だって知らないまま、形のあった夢は骸になって錆ついたんだ。

きっと誰もが願った。

「愛をください」

震えた手を取った

「愛をください」

醜いくらいに美しい愛を。

いつか終わると気付いた日から

終わりへと刻々と、時を刻む心臓だ。

このまま雨に溺れて、藍に溶けても構わないんだ。

だからまた、どうかまたあの日のように

傘を差しだして笑って見せてくれないか

君に関すること、すべてが。

最初からなかったみたいだ。

死にたい僕は今日も息をしているんだ。

そして、生きたい君が明日を見失って。

なのになんで悲しいんだろう。

いつか死んでしまうのが人間なのに。

永遠なんてない。

思い通りの日々じゃな。

脆く弱い糸に繋がれている次の夜明けがまた訪れるんだ。

だけど、どんな世界でも君がいるなら生きてみようって思えたんだ。

いつか君がくれたように、僕も誰かの心臓になれたらいいな。

~からくりピエロ~

今日の待ち合わせは2時間前。

だけどここにいるのは私一人。考えたけどそれが答え。

街を行く人。ゆっくりと流れてるはずの雲、だけど今の私にはとても早く感じた。

まるで嘲笑っているかのようにみえた。

認めてしまえば前に進めることは分かっているんだ

でも、信じたくない、信じられない。

あなたの中できっと私は道化師なんでしょ。

あぁ、また回り疲れて、息が切れるんだ。

君に辿りつけないままの悲しい私の末路。

何も知らない顔して私を乗せて地球は回る

たった1秒だけ呼吸を止めてみる。

だけど何も言えなくて立ち尽くしてしまう。

偶然で、運命で

壊れてしまうから知らない方がいいと気付いていたのに

君のその笑顔と、温もり、仕草に。

触れてしまった。

また、ほら、回って疲れて

息が止まるんだ。

変わっていくの?

イヤだ。変わらないで...お願い...

変わってしまうのがとても怖いの

もう、やめよか。

君をここで待つのは。

私が壊れてしまうから。

また回って、疲れて、息が止まって......

あぁ。そうか。

私は君が望むピエロなんだ。

いいよ、君が思うままに操ってほしい。 

~時ノ雨、最終戦争~

「答えて、ねぇ。」

その声はにわか雨が寄せる街の夜に響いた。

感覚が遡行して、世界が沈むように感じた。

「きっと僕らは、生まれながらにして、何処にもないコタエを探しているんだよ。」

ねぇ。応えてよ。

何を叶えるの?

「今日の世界はいかがですか?」

きっとそう言われなくとも、君はキミを知っているだろう。

だけど、信じられないだろう?

終わる世界がある事を。

泣き出した想の彼方

永遠に終わらない善と悪の戦。

「なんてザマなんだろね期待もないね」

なんて言って、君はキミを掻き消していた。

こんな流れの世界に希望なんて描けやしない。

どうして正しさなんて誰にも分らないから

君は。何を願ってもいいんだよ。

コタエは?

ないよ。

「僕のことなどきっと僕はまだ...」

孤独の中に悲しさだけがこの狭い世界で木霊した。

『今日で世界は終わります』

君がなんて言おうとこの暮れに咲カセ死二花。

思い通りにいかない君の人生。

止まない悲しさの中

二つの感情はやがて重なり願いを放つ。

君は覚えていますか。

あの日流した涙の意味を。

この世界はまだ終わらない。

終わらせるわけにはいかないんだ。

明けない夜が今日を塞ごうが、僕は歌い続けるから。

「嫌いじゃないな」

さぁ、ほら。

ずっと暗かった世界が晴れるよ。

目を開けて、泣き止んだ今日とさよならしようか

この変わらない思いを、振り翳して君と共に生きていこう。

泣きながらでもいいよ。

それを繰り返して笑える生涯をつくろう。

たとえ、また明日の雨に打たれたっていつか

「この世に生まれてきて良かった」って言えるようになるまで。

負けないよ。絶対。 

~命に嫌われている~

「死にたいなんて言うなよ」

「諦めないで生きろよ」

こんな歌が正しいなんてバカバカしいな

実際、僕は死んでもいいんだ。

でも、周りが死んだら悲しいんだ。

「それが嫌だからっていう」ただのエゴってことは分かってるんだよ。

他人が生きてもどうでもいいし、誰かを嫌うこともファッションだし。

それでも

「平和に生きよう」

なんて素敵な事でしょう(笑)

知らないところで誰かが死んで、それを知った誰かが歌い、感化された少年が馬鹿みたいにナイフもって走る。

僕らは命に嫌われているんだ。

価値観も、エゴも押し付けて誰かを殺したいのか、そういう歌を歌って。

命を軽く見てる僕らは命から見捨てられるんだ

お金がない僕は今日も惰眠を謳歌するしかできない

生きてる意味?知らない。

でも自覚して今日も明日も無駄な息をする。

寂しいなんて言う安い言葉、軽い言葉でこの気持ちが表せていいはずがないだろう

少年だった僕たちもきっといつか大人になって枯れていく。

「不死身の体を手に入れて、一生死なずに生きていければいいよね」

そんな変な妄想ばかりしている日々。

馬鹿らしいな。

僕たちは矛盾を抱えて生きてるものだ。

怒られちゃうね。


「正しいものは正しくいなさい」

「死にたくないなら生きていなさい」


悲しくてもいいならずっと一人で笑えばいいだろ


生れた環境ばかり憎んで、幸福の意味すら分からなくて

簡単に過去を呪いやがって。

さよならばかりが好きすぎな僕らは命に嫌われているんだ


幸福?愛情?友情?別れ?

そんなの滑稽な夢の戯れですべて金で買えるものなんだよ。

もしかしたら明日死んでしまうかもしれないし、全部無駄になるかもしれないのに。

毎日誰かが必ず死んでいる。

夢なんて、明日も、もうすべていらない。

君が生きていてくれればそれでいいんだ

「そうだ…本当はそういうことが言いたかったんだ…」

足掻きながらでも、笑って、怒りながらでも僕らは必死に生きていかなきゃいけないんだ

~心做し~

「ねぇ、もしも。全部投げ捨てられたら、笑って生きることが楽になるのかな?」

でも、また胸が痛くなるから、もう何も言わないで…お願い。


「ねぇ、もしも。全部忘れらたら涙を流したりすることはなくなるのかな」

だけど、僕にはそんなことできやしないから

なにもみせないでよ。

僕が君に近づいても心臓は一つだけだから。


なんで?酷いよ。

優しくしないでよ。

そんなことするくらいなら、もういっそのこと身体ごと、引き裂いてよ。

好きにしていいから。

藻掻いて、足掻いて、泣き叫んだ僕の瞼はもう腫れていた。

そんな僕を君は話さないでいてくれる。

「もう。いいよ。」


ねぇ、もしも。僕の願い事が叶うなら

いつか君と同じものが欲しいんだ。

でも、機械の僕にはそんなことできないから

それなら、せめて

僕の近くにいて。

僕の心臓は一つしかないから

君にどれだけ愛されても答えられないんだ。


やめて。やめてよ。

僕に優しくしないでよ。

どうしても理解ができないんだ。


痛いんだ。痛いんだよ。

言葉で教えて…

こんなの知らないよ。

独りにしないでよ。


どうして君は僕を、抱きしめて離さないの?

「ねぇ、もし。僕に心があるなら

どやってそれをみつければいいの?」

すこし微笑んで君が口を開く。


「それはね。此処にあるよ」


~キミがいる~

「ボクの隣に君がいて、笑ってくれてる。」

だから明日も生きていけるんだよ

この気持ちは日に日に増して、強くなる

「永遠に君を好きでいるよ」

キミとの出会いは奇跡だと思う

気付けば、この腕だけじゃ抱えきれなくなった。

「「あっ」」不意に言った言葉が同時にハモって

どれだけ大切なのか実感するんだ。

キミを不器用に泣かせて悲しませたこんなヤツでも

絶対に幸せにすると誓うよ。

僕の隣に続いていく毎日は

「君がいる」「笑ってる」

それだけで充分満たされているよ

キミに対するこの「好き」という思いは

永遠に伝えていくよ

キミの輝く眩しい笑顔に

もう、僕は何度も何度も救われているんだよ

僕の中で足りないピースを探していたら

すぐ近くで光って輝いていたんだ

素直になれない日もあるけど

だけど、心にまで嘘はつけないね

どんなにツライことがたとえ二人を待ち構えていても

僕がいて君がいるだけで二人なら乗り越えていけるから

これからも、いつまでも

キミのこと愛していくよ

例えば、キミが堪えられずに泣いてしまっても

きっと止まない雨はないように

空と、心に虹が架かるから

何度でも伝えるよ。

キミが笑って、傍にいてくれたらそれでいいんだ

一緒に乗り越えていけるから

いつまでもずっと愛していくよ 

~カラバコにアイ~

朝露になった水滴が床に落ちて濡れたままになって

消えて行ってしまう儚さだけ心の隅にしまっておく

真っ白な心の隅に地球のような蒼い色が

イヤな、言葉をすべて消すように

「今も覚えています。自分の心に嘘をついて歩いていたことを」

上手く生きられなくて、涙を隠していたの

何かが足りなくて昨日を反省してしまうんだ

世界に流されている月はとても綺麗で

この世界が物足りなくて心の隅に置いてある心は

もう、カラカラなんだ

日記にすら書き留められない今日を

どこかに隠しておきたいんだ

痛みもすべて気付かないフリをしていたんだ

傷つくことは分かっているけど、ずっと慣れないのはどうして?

意味もなく眠れない夜を数えているから?

大人になるまで笑えないと思っているから?

その癖、大人が嫌いだから?

「もう、何にも考えさせないでよ!!」

どれだけ空を見ようが、空はとても遠くにあるから

それでも、やりきれない心象があるから

やがて音が弾けてゆらゆら揺れるから

たった一つ。

形のないものだけ持っていこう

僕は器用に喋れないから目をわざと伏せてしまった

悩みながら揺れるその苦しみも覚えているよ

月はね、願うほどに霞むけどとても綺麗なんだよ

感情の箱は空っぽだとしても

キミの心はとても温かいこと知ってるよ 

~MUSIC~

「なんか最近元気なくない?あんまり眠れてないみたいだし?」

「僕たちのなかでしょ?隠し事なしだよ!話してみたら?」

『だって、最近テレビ見てても、ネットとか見ててもつまらないし、それに課題だってあるしさぁ、やらなきゃ駄目ってさぁ...はぁ...ストレスたまってくばかりだよ...』

「でも、そんなに拗ねていたって時間は過ぎてくだけだよ!だから、君の声と僕の声で魔法みたいな音を奏でてみようよ!」

くだらないことでも、ありきたりな事でもいいんだよ

それはみんなの心の中にも眠る不思議な力

キミの心の中にもあるとても素敵な力

それはね、音楽だよ!

音楽は世界を繋ぐんだよ!

「どうしてだろう?こんなに近く手を伸ばせば届く距離なのに...」

「ああぁ!もう...!俺の馬鹿!!すれ違ってばっかりじゃん!!しかも、やばっ!顔真っ赤なだけど…はぁ」

『たしかにメールのやり取りだけじゃうまく伝えられないこともあるよね...男の子ならそういうことははっきり言わなきゃ!!』

『ひとりで抱え込んで立って何も変わらないんだよ?君と僕の声で奇跡を起こしてみない?』

誰の心の中にも仕舞ってあるもの。

頑張ってみればいいんじゃない?

疲れたら休めばいいんだよ!

キミの心の中にもあるとても素敵な力!

それは世界を繋ぐ音楽

10年後、100年後どれだけ月日がたっても

絶えず繰り返される歌は

国境や性別も超えていく

名前も顔も知らない君の所へ届かせるよ

一緒に歩いていこうよ!

これからも!

~初めての恋が終わる時~

私の初めてのキスというものは少ししょっぱくて

涙みたいな味がしたの

砂糖みたいに甘いなんて嘘だったんだね

ドラマみたいな恋をしたの。

見計らったように電車の発車のメロディーが駅に鳴り響いたの

それは冬のとても寒い日のことでした

冷たい風が頬を吹き抜けて

吐いた息で両手を擦って寒さを紛らわしたの。

周りはとても綺麗なイルミネーションがキラキラと輝いてまるで魔法みたいに見えた。

どうしてもあなたに言えなかった言葉

押さえつけてしまった言葉。

この気持ちはもともと言わないって決めていたの

だから振り返らないの

「ありがとう。そしてさようなら。私の片想い」

歩く足を止めたらきっと思い出してしまうから

「ありがとう。さようなら。泣いたりしないよ」

そう思った瞬間白い雪が降ってきたの

触れたら溶けて消えてしまったけどね

駅へと

続く大通りには幸せそうな恋人たち

「ねぇ!見て!ほら、初雪!綺麗...」つて

私もあなたと、あんなふうになりたくて手編みのマフラーを作ったの

でも、どうしたら渡せたのかな?

意気地なしだったの。怖かったの。

「思い出になるならそれでいっか!」

なんて嘘ついて。

「いつかこんな日が来るとはわかってたはずなの、なのにどうして?

サヨナラ?」

身体が震えてどうして今になって私を苦しめるの?

「つながりたい」

どれほど願ったことだろうか。

私の手の中には何もないの。

空っぽ。

ねぇ、サヨナラってこういうこと?

「いかなくちゃ」

そんなことわかってる。

キミが優しいことも

私が一番わかってる

だから...

「この手を離してよ...」

出会えてよかったよ。君が好き。

ありがとう。さようなら。

たった一言が言えないの。

今だけ、今だけでいいの。

私に勇気をください。

「あのね―」

言いかけた唇と君との距離はゼロ。

今だけは泣いていいよね...?

もう、言葉はいらないの

お願いこまま抱きしめていて..

ありがとう。

来年の今頃はどんな私たちがいるのかな? 

~花降らし~

花びらとと

桜とともに宙に舞った私の靴

身体ごと宙に舞ってしまえば楽なのに

はらはらはらと踊っているだけ

ただそれだけ

春が始まってすぐの空気が澄んでいるから

赤いサンダルを履いて出かけた先のあの桜並木はあなたから

聞いていました。

だけど、顔を伏せて歩く人が多いからイヤになってきた

そしたら舞っていた桜が切に愉快に見えたから

自由に踊ってやろうと思った

好きなように足を運び、音を鳴らす

桜の下で春を踊るんだ

花びらごと舞った私の足

自分の身体ごと宙に浮いて飛んで行ってしまえばきっと楽なんだろうなぁ

ただそう思うだけ

並木を通るたび他人の視線が気にならなくなって

転んでも、髪の毛が解けても

なにか楽しかったんだ

いつも背を曲げて歩いてた私じゃないみたいだ

花びらの落ち方を見るたびにあなたとのいろいろな思い出があふれてくるんだ

うるさいくらいに私を覆う思いで達をあなたに伝えないと

あなたのお葬式をみた。

そんな皮肉なんてない

形だけなにか告げて通り過ぎていく私は一人でうつむいてるだけ

式日を背に私は踊るんだ。 

~私のアール~

私が屋上で靴を脱いだ時に

先客がいたんだ。

三つ編みをした女の子

口をついただけ

ほんとはどうでもよかった

「ねぇ、やめなよ」

ただ誰かに先を越されるが嫌だった。

癪だった。

三つ編みの子は語る

「あの人は運命の人だった。どうしても愛されていたかったの」

ふざけるな!!そんなことくらいで!!

私の先を越そうだなんて思わないで!!!!!!

ほしいものが手に入らなかっただけでしょ!?

奪われたこともないくせに!

「話したら楽になった。ありがとう。」

そう口を開いて三つ編みの子は消えていったんだ。

はあ、さぁ。今日こそは。って思って屋上に足を運んだんだ。

そうしたら背の低い女の子がそこにいたんだ。

意味も分からず、声を掛けてしまったんだ。

その子は語る。

「クラスで居場所がないの。無視されて、奪われてもう嫌なの。」

ふざけないで!!!

たったそれだけのことでしょ!?

それでも家では愛されて、温かいご飯も家族もあるんでしょ?!

そういった瞬間。

背の低い子は泣きながら「おなかすいた」って言って

消えていったんだ

そう何人かに声をかけて

追い返して。

私自身の傷は言えない。癒えないの。

でも、初めて出会ったの。

私と似たような悩みを持った黄色いカーディガンを着た女の子に。

「家に帰るたびに増える痣を隠すためにここに来たの」

そう言い放った。

こんなこと言うつもりはなかったの。

どうでもよかった。

思ってもなかった言葉

だけどなぜか放っておけなくて。

つい声を掛けてしまったの

「ねぇ.......やめてよ.......」

あ...どうしよう。

この子は止められない。

今の私には止める資格がない

それでも、ここからは消えてよ

キミを見ているとなぜか私が苦しいから。

その子は「じゃあ、今日はやめておくよ」って

そう言って消えてしまった

あぁ。今日こそは誰もいない

私一人だ。止める人はいない。

止めてくれない。

私はカーディガンを脱いで、三つ編みを解いて、背の低い自分は空へ飛びます。

さようなら。

~快晴~

「梅雨が明けるまであとどれくらい?」

まだ紫陽花が光ってる朝に聞いたキミの愚痴

「夏はすぐそこまで来てるよ!ねぇ、迎えに行こう!」って

僕を急かすんだ。

キミに言われるがままに路地を抜けて虹を超えるかのように一緒に坂を超えた

「まだ、誰もいない見ていない夏の空を全部二人占めにするんだ」

なんて君は笑ってたよね

遠い夏の記憶。

もう君に会えなくても。

二度と戻れなくても。

それはとても綺麗で美しい嘘一つない蒼い僕らだけの夏だったろう

「さようなら。愛してる。」

それですべて終わってしまうような僕らじゃないでしょ?

いつまでも変わらないね

空の青さも、綺麗に瞬いてる星たちも、その泣き顔も

そうやってまたキミと笑えますように。

そりゃあきっといろいろあっただろう?

今もあるだろう?

『でも笑いながら生きていくそれが人生』だって?

そんな単細胞みたいにな思考回路できたらどれだけいいだろうか?

過ぎ去っていく毎日に今はないんだよ。

それなら、「明日の僕は僕じゃない」

そんなはずはないだろう?

誰かが泣いていたって空は晴れるよ。

キミが濡らしたって滲まないんだよ

僕らが足掻いていたって夜空は星を降らすから

まぁ、生きていくよ。

空はキミがずっと好きなこと僕はしってるよ

きっといつかすべて変わってしまっても

キミと僕が好きな空は青いままだから

「忘れないよ、だからまた出逢えますように」

って思いながら生きていくよ。

キミは笑っていてよ。

~またねがあれば~

今思い返せば、キミとの後悔は二つしかないや

1つは誕生日プレゼントが渡せなかったこと

2つ目はキミに見せたかった服が無駄になってしまったこと

そして、さよならしなくちゃいけないこと。

あ。これで3つ目だね

まぁ、なんでもいいか。

君のせいで部屋を片付けなくちゃいけないじゃない

そんなに時間なんてないのになんてことするの

だけどふゆが濃くなると泣いてしまうから

春じゃだめですか

あー。でも春の陽気のなかで君も言いづらいだろうから

汗も涙もすべて流してくれる夏じゃダメかな

うーん。そうしたら暑いから秋はどう?

なんてね。

言ってみただけだよ

一緒に過ごした3年間の中に

半生分の幸せと、一生分の幸せが穿って、育って白い山茶花の花が咲く

知ってる?真っ白な山茶花の花言葉

それはね「あなたは私の愛を避ける」なんだって

私の中で君と過ごした日々はかけがえのない毎日で

一生分の幸せです。

この幸せは二度と来ることのない偶然得ることのできたものだから

今は黙って聞いていてよ。

明日には全てなかったかのように捨てるから

でも不思議とその時が来たら簡単に泣けないものだね

最悪君に泣き落としを使おうと思ってた私がばかみたいね

胸の中にある悲しみなんて軽々と飛び越えて

「ふざけるな」

なんて言っちゃって

分かってるのふざけるなって言われるのは私の方なことくらい

君のそのだらしない寝顔。

探してもなかなか見つからない片方の靴下

絶対に言わない君の「ありがとう」

たまにくれる君の優しのこもった花束

いつだってそうやって歩んできたんでしょう?

生きてきたんでしょう?

その同じ話何回聞いても飽きないんだよ

水のような日々も、炭酸のない恋だって、たとえ味のないがガムだって私はそれでいいんだよ

また考えてみたの

キミといた時間の中での後悔の数

やっぱり数えてみても二つしかなくて

プレゼントが渡せなかったこと、キミに見てほしかった服が無駄になってしまったこと

あと、それからね

友達として会えなくなってしまそうなこと

あなたのなかで私は思った以上に小さかったこと

伝えたいことも、伝えてほしかったことも尽きないくらいにあったこと

まとめてしまえばたった一つなんだよ

まだ好きだったんだ

君が残した三年分の思い出が一生分の幸せが

「またねがあれば」きっと足掻いてしまうから

紛れもない幸福だ。幸せだ。

あなたがずっとくれてたの。

またねはない。

言い慣れてはいないけど最後くらいは私から「ありがとう」を伝えるから

あなたも笑ってね

重くならなように言った。

上辺だけの言葉なんて意味をなさないんだよ

「それじゃあね」 

~ワールズエンドイブ~

つまらないドラマを見ていたんだ

ふたりでいるのになんだか寂しくて

魔法が解けたかのようになって一緒に布団にもぐりこんだ

「僕たちはこれでいいのかな」

『きっと幸せってこういうものなんだよ』

「明日もし世界が終わるなら?」

きっと君に会いたくて探すだろう

そうして命が尽きるころには

君の作ったシチューが食べたくなるかな

いつのまにか眠っていたみたいで

眩しい朝日がうるさい

昨日飲んだアルコール

ビールもたばこも別においしくないのに

誰だって強がって、死ぬことを恐れて生きて。

ズルをして限りある幸せを奪い合っているんだ

「どうしても諦めきれない夢」があって

それでも君と二人なら叶えられる気がしたんだ

明日世界は終わらずに明日が来るけど

手を繋いで一緒に歩いていこう

たとえ明日世界が終わるなら

会いたくて君を探してしまうだろう

でも命が尽きるころには

全て忘れて死ねるさ

僕ら命は美しいんだと笑ってやろう 

~ハロハワユ~

部屋で一人呟いてみる

「こんにちは」

「今日はどう?」

誰もいないのに言ってみた

「おはよう」

朝が来たよ、今日は大雨だね

「チクタク チクタク」

誰でもいいの 私のネジを巻いてほしい

「昔のアニメにこんなのいたっけな?」

「うらやましいな...みんなに愛されて...」

「バカなこと言ってないで準備しきゃ」

「涙の跡...どうやって隠そうかな...」

私の口癖になった『まぁ、いっか』

昨日の言葉.......

「君には全く期待してないから」

いや、まぁ...私だって...自分に期待してるわけじゃないし

あれはいったいどういう意味ですか?

喉元まで出かかった言葉。

思わず嘘を言ってしまったの

こうして今日も自分の貴重な言葉を無意味なものに使って浪費してくの

「なぜ隠してしまうのですか?」

「笑われるのが怖いのですか?」

「絶対に笑ったりしないので話てみませんか?」

曖昧な海に溺れて息ができないくらいに苦しの

弱いのは分かっているのだけど

少しだけ声が聞きたくなりました。

一向に進まない準備の途中に朦朧とした頭の中ふっと思ったの

「理由をつけて休んだらダメかなぁ」

いやいやわかってますよ...なんとなく言っただけだから...

だから...怒らないでよ...

「幸せ」だろうと「不幸せ」だろと関係なく朝日は昇るから

どうして?生きていくだけで精一杯の私にこれ以上何を望むの?

「なぜ気にしてしまうのですか?」

「本当は愛されたいのですか?」

「その手を離したの誰ですか?」

「気が付いていますか?」

人生にタイムカードがあるなら私の終わりの時間っていつなんだろう

誰が給料を払うんですか?

「本当はありがとうって言いたいの」

「本当はありがとうって言いたいんだよ」

「たった一度だけでもいから」

心から大泣きして「ありがとう」って伝えたいの

「なぜ隠してしまうの?」

「本当は聞いてほしいの?」

「絶対笑ったりしないから話してみない?」

「口を開かなきゃわからないよ」

なんてめんどくさい生き物だろうね

人間って。 

~あの夏に嗄れる~

夏の風に消えた儚い幸せは夏の熱でさえ消せなかった悲しみを乗せていったんだ

夏の空に染められない思い出は、夏の海が好きだったあの人。

夕暮れが来るたび私はまた声を嗄らさなくちゃいけないの?

蝉の声が君の声を掻き消して今日も君に「さようなら」は言えないままになっちゃった。

一緒に過ごした日々に飛行機雲が引いてしまったよ。

あぁ、これから夕立がくるなぁ

私は「君のことなんでも知ってる」なんて言えるほど

君のこと何も知らなかったの

風鈴の近くで涼んでなにか知らないフリしていたら夏が笑ったきがした

君の歌が聞きたいのに電車の音に掻き消されてしまった

「もう一度」があればよかったな

でもそれはないから。

私の願いが叶うのであれば君の隣でくだらない歌を聞いて呆れていたいんだ。

君といた日々を忘れたいのに私はなんで声を嗄らしているんだろう

どれだけ藻掻いても夏はくるから

君の声が相も変わらず蝉の鳴き声に消されていくんだ

また「さようなら」ができなかった 

それでも流れるように夜は私を連れて行くんだ

流れ星と蛍火が私と君を繋ぐから

曖昧な空が命を照らしながら

不器用に泣きながら夏のように色鮮やかな嗄れた声よ

「大切なあなたに届きますように」

~きみも悪い人でよかった~

独り真夜中に佇んで暗闇の中街頭を眺める

キミとの楽しかった会話を思い出してる

人に心を開くのはとても怖くて怯えてしまうのに

なぜか君の前では無邪気に笑えたの

とてもくだらない感情をもって

何もない路地裏を淡々と歩き続けてた

冷たい雨に打たれて陽だまりの下を歩くことのなかった君の手はなぜか私より暖かかったの

まるで初恋のように君を抱きしめた。

みんなからはとても嫌な滑稽に見えただろうね

瓦礫の中で佇む私たちがいるんだもの

夕焼けは綺麗 犬はかわいい

変なニュースにムカついて

駄目な映画で笑って

感動するバラエティを見て泣いて

子供みたいにはしゃぎまわる私たちがいて

私も君も悪い人でよかったよ

小さい鼓動が二つ

同じ言葉を話し、同じ時間を過ごした日々

まったく違う生き物同士で見てた淡い儚い夢だったの

真っ暗闇で呼吸をして小さい幸せ。

ぬかるみで転んでも必死に追いかけてくる幼い子供たちのようだったんだ

ご飯もおいしくて、花火も綺麗で

駄作ストーリーで一緒に解いて

罰ゲームで笑って歌で泣いて

くすぐりあってる

ちょっと寂しい二人が一緒にすごしていたの

私もあなたもきっと同じくらい悪い人で良かった

時間は有限で永遠みたいな時なんて嘘で

そんな時間の中に君がいて

こんな世界を君と「つまらないね」って笑って

肩を寄せ合って君も私も悪い人で良かった。

明日も生きて生きたい

あなたを好きでよかった。 

~from y to y~

背中を向けて君は歩き出したんだ

交わす言葉1つないまま

揺れる言葉のなか子供みたいに叫んでしまった

「いかないで!いかないでよ!ねぇ!!おいていかないで!」

背中を向けて僕は歩き出した。

涙こぼれる前にいかなきゃ。

「幸せすぎるのは嫌いなんだ」

と偽ってしまった

二度と取り戻せない願い

少しだ広く感じたこの狭いワンルーム

心の隙間だけをただ広げていくみたいだ

ほんの一分一秒がとても長く感じるようになった

「君と過ごせたらな...」

そうやって願うことさえ許されない世界なのかな

たった一つの嘘でさえも君は

泣いてしまうのかな

僕はキミに数えきれない罪を重ねてきちゃったよ

その手に触れたこと

君の隣で当たり前のように生きようとしたこと

今の時間を拾うたびに君との時間を捨てるようだ

有限の記憶と無限に感じる孤独のなか

そこに少し居座っただけの僕の存在なんて

すぐに君の記憶から消えるんだ

ここは始まりかな?

終わりかな?

もう、あの日みたいに戻れないのかな?

君のいないベットは広く感じて

まだ夜が明けないよ

それなら僕はまた夢を見るよ

記憶に辿りつくように

抱えきれないくらいの罪を重ねてきたけど

君のいない孤独で償うから

今はまだ君の記憶に少しだけいさせて

変わらない気持ちで会えたらいいね

その時はまた隣にいてもいいかな?

「うん、またね」

~Dear~

頭の中で聞こえてるあなたの声が私の心をずっと揺さぶるの

記憶の中のあなたはいつも優しく微笑んでいます

今のあなたも笑えていますか?

あの日帰る途中二人で手を繋いで

「ずっとずっとこんな日が続くといいね」なんて

語りながら笑いあってたのに

君との最後の会話が「今までありがとう。さようなら」なんて

その言葉が頭から離れないんだ

逢いたいんだ 今すぐ逢いたくて

声にならない声で君を呼び続けるんだ

悲しくて、苦しくて一人で夜を超えるが怖くて

キミを探して夜空を見つめてるの

キミがくれた指輪は今も大切にしてるの

これが二人の最後の思い出だから

遠い世界で君は今もお揃いの指輪を付けてくれているのかな

今はもう伝えられないこの気持ちはこれからもずっと私の胸の中にしまったままになっちゃった

どこかで私を見守っていてくれる君に届けるように

私はずっとこの歌を歌うよ

大好きな君のことずっと忘れないよ

忘れられない

たとえ世界が変わろうとも絶対に。

最後まで伝えられなかったこの気持ちを今あなたに伝えるよ

「君のことずっと。愛してる」 

~さよならだけが人生だ~

誰が言ったかわからないけど「さよなら」だけが人生だという

あながち間違いではない気がして

振り返って立ち止まって考えちゃうんだ

出会いがあれば別れがあるって知らない人が言ってた

それじゃ何も始められない気がして生まれてきた意味が分からない

ただ僕は作り物で構わないんだ

でもね、転んだら痛いし、血が流れるんだよ

どうかお願いだ見せてくれないか?

キミが愛したものも君が恐れることも全部。

どんな時でも傍にいさせてほしいんだ

この悲しみが汚れているなら綺麗な雪が降り積もるって聞いたの

当たり前のように生きてきたけど気が付いたらその雪に埋もれてしまいそうになるんだ

たとえ、どんな風が吹いても決して変わらない

この想いは誰が何しても変えられやしないんだから

「人は誰も孤独だ」というけど

実は僕もそう思うんだよ

「君の孤独も、僕の孤独も消すことはできないけど分かち合うことはできるはずだろう?」

だからどうかお願いだ血を流している君のその心も

汚れたまま過ぎてしまった時間も

君が愛したものも

君が抱えてるものもすべて

どんな君でも傍にいさせてくれないか 

~いかないで~

本当は君の足を止めたくて「何でもない」って口を噤んだんだ

だけど君はそれを横目に早足で前を歩くから

僕はそれを見つめることしかできない

僕を置いて君は最終便に乗る。

ゆっくりと電車が走りだして地面がずれていく

泣いちゃダメだってわかってはいるんだ

でも本当は言いたいんだ

「いかないで」。

君はもう見えない。随分遠くへと消えていった。

僕を残して。

夜がどんどん崩れていく。

祭りが終わってしまえばいつもと同じ

変わらない夜が来るのにそれでも君はいつもよりずっと色っぽく見えたんだ

僕はそれを見つめてたんだ

時間だけが僕を連れていく

帰り道暗いけど君一人で大丈夫かな?

心配で街頭に照らされて影ができているんだ

一人ぼっちで。

君の訃報を聞いて僕は完全に一人ぼっちになってしまった 

夜が滲んでいくんだ。

泣いちゃダメ。

泣いちゃだめだ。

君が悲しんでしまうから

でも、やっぱり言いたいんだ

「いかないで」 

~桜の雨~

「それぞれの場所へ旅立っても友達だ聞くまでもないじゃん」

十人十色に輝いた日々が胸を張れって背中を押してくれたんだ

土誇りあげながら、みんなと競い合った校庭

なんだか制服が窮屈で着崩してよく先生に怒られてた

みんなで机の上に書いたラクガキ

どれもこれも僕らの証

白紙の答辞には答えきれない思い出の数だけ涙が滲むんだ

まだ幼くて傷つけもして、僕らは少しくらい大人になれたかな?

教室の窓から桜の雨が降る季節で

ふわりと舞い落ちてきた桜を手に心に寄せた

みんなで集めた桜の花束を空に放とう

絶対に忘れないように

今はまだ小さな花びらだとしても

きっと僕らは一人じゃないから

下駄箱で見つけた僕らの恋

廊下で友達と溢した不平不満

屋上で手繰り描いた僕らの未来図

どれもこれも僕らがここにいた証だから

卒業証書には書いてないけど

「人を信じて、人を愛することを学んだ」

「泣き・笑い・喜び・怒り」

僕たちみたいに青く晴れ渡っていけ

みんなで見た桜の雨が僕らのこれからの夢を応援するかのように胸を震わせた

きっといつかまた出会うための別れと信じて

絶対忘れないように

またここで大きな花を咲かせて会おう

幾つもの学び舎がある中ここで僕らが出会えた奇跡

その優しい笑顔はいくら歳をとろうとも変わらないでいて

またここで出会えたならみんなで作った花びらをここに放とう

今はまだ未熟で小さい花だけど僕らは一人じゃないから

また逢う日まで 

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